[Tokyodebian-commits] TokyoDebian CVS update: monthly-report
debianmeetingresume200610.pdf debianmeetingresume200610.tex
tokyodebian CVS Commit
tokyodebian-commits at lists.alioth.debian.org
Wed Oct 18 16:12:19 CEST 2006
User: iwamatsu-guest
Date: 06/10/18 14:12:19
Modified: . debianmeetingresume200610.pdf
debianmeetingresume200610.tex
Log:
update iwamatsu
Revision Changes Path
1.10 +2607 -2570monthly-report/debianmeetingresume200610.pdf
<<Binary file>>
1.10 +58 -27 monthly-report/debianmeetingresume200610.tex
CVSWEB Options: -------------------
CVSWeb: Annotate this file: http://cvs.alioth.debian.org/cgi-bin/cvsweb.cgi/tokyodebian/monthly-report/debianmeetingresume200610.tex?annotate=1.10&cvsroot=
CVSWeb: View this file: http://cvs.alioth.debian.org/cgi-bin/cvsweb.cgi/tokyodebian/monthly-report/debianmeetingresume200610.tex?rev=1.10&content-type=text/x-cvsweb-markup&cvsroot=
CVSWeb: Diff to previous version: http://cvs.alioth.debian.org/cgi-bin/cvsweb.cgi/tokyodebian/monthly-report/debianmeetingresume200610.tex.diff?r1=1.10&r2=1.9&cvsroot=
-----------------------------------
Index: debianmeetingresume200610.tex
===================================================================
RCS file: /cvsroot/tokyodebian/monthly-report/debianmeetingresume200610.tex,v
retrieving revision 1.9
retrieving revision 1.10
diff -u -r1.9 -r1.10
--- debianmeetingresume200610.tex 15 Oct 2006 21:33:54 -0000 1.9
+++ debianmeetingresume200610.tex 18 Oct 2006 14:12:19 -0000 1.10
@@ -684,17 +684,16 @@
\label{sec:iwamatsurpmstrap}
\subsection{始めに}
みなさん、rpmstrap を御存じでしょうか。「これは Debian 勉強会なんじゃないの？RPM の話なんて
-関係ねーじゃねーか！」と思った人もおられると思いますが、今回は無視してrpmstrapについてお話したいと
-思います。
+関係ねーじゃねーか！」と思った人もおられると思いますが、今回は Debian 環境上で RPMなchroot環境を
+構築することができるrpmstrap について説明しようと思います。
\subsection{rpmstrap とは？}
-Debian ではchroot環境等を構築するツールとして、debootstrap\footnote{http://packages.debian.org/unstable/admin/debootstrap}
-がありますが、rpmstrapは名前の通り、RPMパッケージで chroot 環境等を構築するツールです。
-debootstrap と同様、wget\footnote{http://packages.debian.org/unstable/web/wget}をつかって、
-http/ftp 経由でパッケージを取得します。
-なので、インターネットにつながった環境が必要になります。
+Debian では chroot 環境等を構築するツールとして、debootstrap\footnote{http://packages.debian.org/unstable/admin/debootstrap}
+がありますが、RPMを使って、chroot環境を構築するツールとしてrpmstrap というものがあります。
+debootstrap と同様、wget\footnote{http://packages.debian.org/unstable/web/wget}を使って、
+http/ftp 経由でパッケージを取得します。なので、基本的にインターネットにつながった環境が必要になります。
-Debian では testing と sid にあり、sarge にはありません。時期リリースの Etch には収録される予定です。
+Debian では testing と sid にあり、sarge にはありません。次期リリースの コードネーム Etch には収録される予定です。
\subsection{インストール}
@@ -712,7 +711,6 @@
rpomstrap を使って、CentOS 4.0 の環境を構築してみます。
chroot を構築するには以下のコマンドで行います。
-
\begin{commandline}
# rpmstrap centos4 install_path
\end{commandline}
@@ -808,11 +806,7 @@
rpm--install --root インストール先 --dbpath インストールする RPM パッケージ
\end{commandline}
\end{itemize}
-
-
-\subsection{細かい指定}
-
-\subsection{運用方法}
+ という感じで行われます。
\subsection{設定ファイル}
RPM を取得するパッケージのレポジトリ等の設定を行っているファイルが
@@ -842,36 +836,73 @@
をサポートしています。
pdk というファイルで設定ファイルの雛型があるので、それを見て設定ファイルを作成するとよいでしょう。
-今回は VineLinux がサポートされていないようなので、追加してパッチを送りました。
+今回は日本で人気のあるRPMを使ったディストリビューションのひとつである、 VineLinux \footnote{http://www.vinelinux.org}
+がサポートされていないようなので、追加してパッチ\footnote{http://bugs.debian.org/cgi-bin/bugreport.cgi?bug=392942}を送りました。
+\subsection{rpmstrap の気になるところ}
-\subsection{rpmstrap のだめなところ}
-
-rpmstrap を使ってみて、だめなところがたくさんありました。
+rpmstrap を使ってみて、気になるところがありました。
\begin{itemize}
\item 構築までに時間がかかる。
無駄なファイルが多く、構築までに30分ほど時間がかかります。
設定ファイルに記述する RPM を吟味するといいかもしれません。
-\item 設定ファイルの実装がダサい。
+\item 設定ファイルが書きづらい。
RPM を使ったディストリビューションは多いのですが、相互でバージョンが一致していなく、設定ファイルにバージョン
も記述しないといけません。よって、RPM がひとつでもアップデートされると書き直す必要があります。
- Debian ですとファイル名だけなのでこのような問題は発生しません。
+ Debian の場合はファイル名だけなのでこのような問題は発生しません。
また、ディストリビューションが増える毎に設定ファイルが増えていくという問題もあります。
-
+\item ダウンロードできないファイルがある
+ ところどころダウンロードができないRPMパッケージがあります。
+ ダウンロードできないパッケージがあるため、環境を構築することができないディストリビューションもあります。
+
+ テストしたところ、以下のような結果になりました。
+\begin{table}[h]
+\begin{center}
+\caption{rpmstrap テスト結果}
+\label{tbl:a1}
+\begin{tabular}{|c|c|}
+\hline
+ディストリ & 構築 可/不可 \\
+\cline{1-2}
+ centos3 ( Cent OS 3 ) & 不可 \\
+ \hline
+ heidelberg( Fedora Core 3 ) & 可 \\
+ \hline
+ sl402 ( Scientfic Linux 4.02 ) & 不可 \\
+ \hline
+ suse10.0 ( Suse 10.0 )& 可 \\
+\hline
+ tettnang ( Fedora Core 2 )& 可 \\
+\hline
+ centos4 (Cent OS 4 ) & 不可 \\
+\hline
+ mandriva10 ( Mandriva 10 )& 可 \\
+\hline
+ sl304 ( Scientfic Linux 3.04 ) & 可 \\
+\hline
+ stentz ( Fedora Core 4 ) & 可 \\
+\hline
+ suse9.3 ( Suze 9.3 ) & 可\\
+\hline
+ yellowdog4 ( YelloDog Linux 4.0)& 不明 \\
+\hline
+\end{tabular}
+\end{center}
+\end{table}
\end{itemize}
-\subsection{使いどころ}
-rpmstrap の使いどころを妄想してみました。
+\subsection{Debianユーザから見たrpmstrapの使いどころ}
+
+Debian ユーザとして rpmstrap をどのように使えばいいのか考えてみました。
\begin{itemize}
-\item Debian が動作しているマシンで RPM のパッケージを
-コンパイルする。
-\item RPM を使っている ディストリビューション上で別のディストリビューションを
-構築する。
+
+\item Debian が動作しているマシンで RPM のパッケージをコンパイルするためにchroot環境を構築したり...。
+\item RPM を使っている ディストリビューション上で別のRPMディストリビューションを構築したり...。
\end{itemize}
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