[Tokyodebian-commits] TokyoDebian CVS update: monthly-report debianmeetingresume200606.tex debianmeetingresume200606.pdf ChangeLog

tokyodebian CVS Commit tokyodebian-commits at lists.alioth.debian.org
Sat Jun 10 20:54:39 UTC 2006


  User: dancer  
  Date: 06/06/10 20:54:39

  Modified:    .        debianmeetingresume200606.tex
                        debianmeetingresume200606.pdf ChangeLog
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  Revision  Changes    Path
  1.8       +279 -146  monthly-report/debianmeetingresume200606.tex
  
  CVSWEB Options: -------------------
  
  CVSWeb: Annotate this file:            http://cvs.alioth.debian.org/cgi-bin/cvsweb.cgi/tokyodebian/monthly-report/debianmeetingresume200606.tex?annotate=1.8&cvsroot=
  
  CVSWeb: View this file:             http://cvs.alioth.debian.org/cgi-bin/cvsweb.cgi/tokyodebian/monthly-report/debianmeetingresume200606.tex?rev=1.8&content-type=text/x-cvsweb-markup&cvsroot=
  
  CVSWeb: Diff to previous version:   http://cvs.alioth.debian.org/cgi-bin/cvsweb.cgi/tokyodebian/monthly-report/debianmeetingresume200606.tex.diff?r1=1.8&r2=1.7&cvsroot=
  
  -----------------------------------
  
  Index: debianmeetingresume200606.tex
  ===================================================================
  RCS file: /cvsroot/tokyodebian/monthly-report/debianmeetingresume200606.tex,v
  retrieving revision 1.7
  retrieving revision 1.8
  diff -u -r1.7 -r1.8
  --- debianmeetingresume200606.tex	10 Jun 2006 19:43:01 -0000	1.7
  +++ debianmeetingresume200606.tex	10 Jun 2006 20:54:34 -0000	1.8
  @@ -198,9 +198,101 @@
   漫然と読むだけではおもしろくないので、DWNの記事から出題した以下の質問にこたえてみてください。
   後で内容は解説します。
   
  -\subsection{2006年XX号}
  -\url{http://www.debian.org/News/weekly/2006/XX/}
  -にある5月XX日版です。
  +\subsection{2006年16号}
  +\url{http://www.debian.org/News/weekly/2006/16/}
  +にある4月18日版です。
  +
  +\santaku
  +{DPL選挙の結果リーダーとして選出されたのは}
  +{Branden Robinson}
  +{Ted Walther}
  +{Anthony Towns}
  +{C}
  +
  +
  +\santaku
  +{X11R7のリリースで何がおきたか}
  +{パッケージはまだアップロードされていないのでわからない}
  +{今までうごいていたビデオカードは原則として全部動かないように改変された}
  +{X独自のディレクトリツリー構造を廃棄し、/usr/bin 以下などに直接バイナリ
  +がインストールされるようになった}
  +{C}
  +
  +\subsection{2006年17号}
  +\url{http://www.debian.org/News/weekly/2006/17/}
  +にある4月25日版です。
  +
  +\santaku
  +{単独のパッケージをあたらしく共同でメンテナンスするためにはAliothのどの機能を使うのが有効か?}
  +{新規プロジェクトの申請}
  +{collab-maint パッケージ}
  +{IRCチャンネル}
  +{B}
  +
  +\santaku
  +{mozilla はどうなるか}
  +{サポートされなくなるので削除され,xulrunnerに移行が必要}
  +{mozillaは永遠です}
  +{使いにくいのでIEに置き換える}
  +{A}
  +
  +\subsection{2006年18号}
  +\url{http://www.debian.org/News/weekly/2006/18/}
  +にある5月2日版です。
  +
  +\santaku
  +{}
  +{}
  +{}
  +{}
  +{}
  +
  +
  +\santaku
  +{}
  +{}
  +{}
  +{}
  +{}
  +\subsection{2006年19号}
  +\url{http://www.debian.org/News/weekly/2006/19/}
  +にある5月9日版です。
  +
  +\santaku
  +{}
  +{}
  +{}
  +{}
  +{}
  +
  +
  +\santaku
  +{}
  +{}
  +{}
  +{}
  +{}
  +\subsection{2006年20号}
  +\url{http://www.debian.org/News/weekly/2006/20/}
  +にある5月16日版です。
  +
  +\santaku
  +{}
  +{}
  +{}
  +{}
  +{}
  +
  +
  +\santaku
  +{}
  +{}
  +{}
  +{}
  +{}
  +\subsection{2006年21号}
  +\url{http://www.debian.org/News/weekly/2006/21/}
  +にある5月23日版です。
   
   \santaku
   {}
  @@ -216,6 +308,9 @@
   {}
   {}
   {}
  +\subsection{2006年22号}
  +\url{http://www.debian.org/News/weekly/2006/22/}
  +にある5月30日版です。
   
   \santaku
   {}
  @@ -224,6 +319,44 @@
   {}
   {}
   
  +
  +\santaku
  +{}
  +{}
  +{}
  +{}
  +{}
  +
  +\subsection{2006年23号}
  +\url{http://www.debian.org/News/weekly/2006/23/}
  +にある6月6日版です。
  +
  +\santaku
  +{}
  +{}
  +{}
  +{}
  +{}
  +
  +
  +\santaku
  +{}
  +{}
  +{}
  +{}
  +{}
  +\subsection{2006年24号}
  +\url{http://www.debian.org/News/weekly/2006/24/}
  +にある6月13日版です。
  +
  +\santaku
  +{}
  +{}
  +{}
  +{}
  +{}
  +
  +
   \santaku
   {}
   {}
  @@ -236,36 +369,36 @@
   \subsection{東京エリアDebian勉強会16回目報告}
   % (query-replace-regexp "<.*>" "")
   
  -東京エリアDebian勉強会報告.5月14日(日本時間)に第16回Debian勉強会を実施
  -しました.今回は,Debconf参加者への質問と,参加者が何をする予定なのか,
  -ということを発表しました.今回の参加人数は8人くらいだったでしょうか.実
  -際に集まるのは難しかったのでIRC経由で開催しました.ネットワークトラブル
  -や,到着できなかった,という問題があり,実際には開始時間は二時間くらい遅
  -れましたが,参加いただき,ありがとうございました.
  -
  -品質管理についての質問や,ソースの管理,ウェブの扱いについての議論をしま
  -した.Debconfの期間中にメンバーと議論できるとよいですね.Debconfの日本開
  -催については,Debconf[67]セッションで議論になると思います.Debconfを日本
  -で開催するまでに,日本ローカルで合宿をしてみてドライランをする必要がある
  -でしょう.
  -
  -Debconf参加者がこの期間中に何をするのか宣言してもらいました.岩松さんは
  -SuperH や flash についての議論をしたいとのことで,さらにプールのとびこみ
  -台からとびこむのが目標だそうです.矢吹さんはNMの作業をする予定だそうです.
  +東京エリアDebian勉強会報告。5月14日(日本時間)に第16回Debian勉強会を実施
  +しました。今回は、Debconf参加者への質問と、参加者が何をする予定なのか、
  +ということを発表しました。今回の参加人数は8人くらいだったでしょうか。実
  +際に集まるのは難しかったのでIRC経由で開催しました。ネットワークトラブル
  +や、到着できなかった、という問題があり、実際には開始時間は二時間くらい遅
  +れましたが、参加いただき、ありがとうございました。
  +
  +品質管理についての質問や、ソースの管理、ウェブの扱いについての議論をしま
  +した。Debconfの期間中にメンバーと議論できるとよいですね。Debconfの日本開
  +催については、Debconf[67]セッションで議論になると思います。Debconfを日本
  +で開催するまでに、日本ローカルで合宿をしてみてドライランをする必要がある
  +でしょう。
  +
  +Debconf参加者がこの期間中に何をするのか宣言してもらいました。岩松さんは
  +SuperH や flash についての議論をしたいとのことで、さらにプールのとびこみ
  +台からとびこむのが目標だそうです。矢吹さんはNMの作業をする予定だそうです。
   	  
  -勉強会の後の宴会は,実際に開催されたのかどうかについては不明です.
  +勉強会の後の宴会は、実際に開催されたのかどうかについては不明です。
   
  -\dancersection{Debconfで開催された会議概要}{岩松,上川}
  +\dancersection{Debconfで開催された会議概要}{岩松、上川}
   \label{sec:debconf6}
   
  -2006年の Debian Conference はメキシコで開催されました.
  +2006年の Debian Conference はメキシコで開催されました。
   
   \subsection{Debian Conference の過去の経緯}
   
   Debian Conference\footnote{\url{http://debconf6.debconf.org/}} は Debian 
  -の開発者たちが一同に介するイベントです.通常顔をあわせることのないメンバー
  -たちが一同に介し友好を深め,技術的な議論を戦わせます.過去の開催履歴を見
  -てみると以下のようになります.
  +の開発者たちが一同に介するイベントです。通常顔をあわせることのないメンバー
  +たちが一同に介し友好を深め、技術的な議論を戦わせます。過去の開催履歴を見
  +てみると以下のようになります。
   
   \begin{itemize}
    \item 2000: debconf 0 フランス ボルドー
  @@ -282,28 +415,28 @@
   
   \begin{minipage}{0.5\hsize}
   今回の Debian Conference の会場は Mexico City から車で2時間ほど走ったと
  -ころにある Oaxtapec というリゾート地です.オリンピックに使われた会場をそ
  -のままリゾートホテルにしているような雰囲気です.Centro Vacacional IMSS
  -Oaxtepec という会場でした.プールと10mのとびこみ台などが完備されており,
  -ハック以外にもいろいろとできる感じがしていました.
  +ころにある Oaxtapec というリゾート地です。オリンピックに使われた会場をそ
  +のままリゾートホテルにしているような雰囲気です。Centro Vacacional IMSS
  +Oaxtepec という会場でした。プールと10mのとびこみ台などが完備されており、
  +ハック以外にもいろいろとできる感じがしていました。
   
   \end{minipage}
   \begin{minipage}{0.5\hsize}
  - % ここに画像が欲しい.
  + % ここに画像が欲しい。
   \includegraphics[width=0.9\hsize]{image200606/oaxtapec-map.png}
   \end{minipage}
   
   \subsection{会の規模}
   
   \begin{minipage}[t]{0.5\hsize}
  -会議室は150人程度入れる会議室が準備されていました.Hacklabとして,二つの部屋
  -があり,それぞれには50人づつくらいが入れるようになっていたようです.
  +会議室は150人程度入れる会議室が準備されていました。Hacklabとして、二つの部屋
  +があり、それぞれには50人づつくらいが入れるようになっていたようです。
   
  -今回の参加者は登録記録によると 300 人だそうです.国別の表を右に示します.
  +今回の参加者は登録記録によると 300 人だそうです。国別の表を右に示します。
   
  -今回のネットワークは 192.168.x.x で,23ビットだった.大体500台位接続でき
  -る計算になりますが,全員接続していた時間帯においてDHCPサーバからIPがとれなく
  -なっていました.
  +今回のネットワークは 192.168.x.x で、23ビットだった。大体500台位接続でき
  +る計算になりますが、全員接続していた時間帯においてDHCPサーバからIPがとれなく
  +なっていました。
   これはDHCPのプールを使い切っていたのではないでしょうか?
   
   \end{minipage}
  @@ -371,136 +504,136 @@
   
   \subsection{セッション}
   
  -参加した各セッションについて簡単に説明します.
  +参加した各セッションについて簡単に説明します。
   
   \subsubsection{Embedded Debian BOF by wookey}
   
  -組み込み系のDebianについてのBOFです.
  -一番大きな話題はおそらく,XXX.
  +組み込み系のDebianについてのBOFです。
  +一番大きな話題はおそらく、XXX.
   
   
   \subsubsection{100 dollar PC by Jim Gettys}
   
  -ハードウェアを開発しており,もうすこしで,サンプルボードが出荷されるそう
  -です.ただ,消費電力を少なくするために,白黒の液晶を反射型ではなく透過型
  -を利用するらしく,まだ生産できていないようです.子どもは5W-10W程度の電力
  -を発電できるそうで,それで駆動させるために,1W程度の消費電力におさえてい
  -るそうです.
  +ハードウェアを開発しており、もうすこしで、サンプルボードが出荷されるそう
  +です。ただ、消費電力を少なくするために、白黒の液晶を反射型ではなく透過型
  +を利用するらしく、まだ生産できていないようです。子どもは5W-10W程度の電力
  +を発電できるそうで、それで駆動させるために、1W程度の消費電力におさえてい
  +るそうです。
   
  -ソフトウェアの革命的な変更が必要だ,と主張していました.
  +ソフトウェアの革命的な変更が必要だ、と主張していました。
   
  -CPUはGeodeだそうです.
  +CPUはGeodeだそうです。
   
   本来はキーを押すたびにスリープから復活するような設計にするつもりだったの
  -ですが,そうすると100ms程度かかってしまうので,反応が悪すぎてあきらめたそうです.
  +ですが、そうすると100ms程度かかってしまうので、反応が悪すぎてあきらめたそうです。
   
   \subsubsection{GPL v3}
   
  -GPL v3 についての議論をしました.
  +GPL v3 についての議論をしました。
   
  -DebianとしてGPL v3 の策定に参加しているので,意見があるのなら,コーディ
  -ネータにメールするようにという事です.
  +DebianとしてGPL v3 の策定に参加しているので、意見があるのなら、コーディ
  +ネータにメールするようにという事です。
   
  -次のドラフトがもうすぐでるので,それに対してまたコメントしましょう,とい
  -うことでした.
  +次のドラフトがもうすぐでるので、それに対してまたコメントしましょう、とい
  +うことでした。
   
   \subsubsection{X の歴史}
   
  -X Consortium はひどかった.
  -The Open Groupに移管,された後,XFree86 が実質的な権限をもっていた.
  -XFree86はX Consortiumに参加するための企業として登録されているのだが,
  -登録を簡単にするために必要最低限の会則だけがあり,
  -この時点では実際は一人で運営されており,最終的に開発者が追放されたり,
  -ライセンスが変更になったりした.
  +X Consortium はひどかった。
  +The Open Groupに移管、された後、XFree86 が実質的な権限をもっていた。
  +XFree86はX Consortiumに参加するための企業として登録されているのだが、
  +登録を簡単にするために必要最低限の会則だけがあり、
  +この時点では実際は一人で運営されており、最終的に開発者が追放されたり、
  +ライセンスが変更になったりした。
   
  -Xorgになってよかったね.
  +Xorgになってよかったね。
   
   教訓としては
   
   \begin{itemize}
    \item ガバナンス重要
    \item いそいでつくりあげてしまったものは長い間残る
  - \item 参加して,オープンで居続けるべき.
  + \item 参加して、オープンで居続けるべき。
   \end{itemize}
   
   \subsubsection{ハッカー文化 }
   
  -Biella Colemanが自分の研究成果について説明していました.
  +Biella Colemanが自分の研究成果について説明していました。
   
   \subsubsection{translation/i18n BOF}
   
  -3回に及ぶBOF.
  +3回に及ぶBOF。
   
  -翻訳についての現状とこれからについて議論していました.
  +翻訳についての現状とこれからについて議論していました。
   
  -Rosetta などの既存の新しいツールでは解決できない問題,
  -これからどうしていきたいのか,と言う事について話し合われました.
  +Rosetta などの既存の新しいツールでは解決できない問題、
  +これからどうしていきたいのか、と言う事について話し合われました。
   
   \subsubsection{Lightening Talk}
   
  -名前のよみかたについて.
  +名前のよみかたについて。
   
   \subsubsection{debconf67 BOF}
   
  -結論が出ませんでした.
  +結論が出ませんでした。
   
  -各サイトの担当者が発表しました.情報を比較しました.
  +各サイトの担当者が発表しました。情報を比較しました。
   
   
   \subsubsection{}
   
  -追加してください.
  +追加してください。
   
   \dancersection{pbuilder cowdancer cowbuilder}{上川}
   
   Debconfの会場で開発したツール、cowbuilderについてご紹介します。
   
  -cowdancer 自体は Finland での Debconf (2005年)で開発を開始しましたが,構
  -想をねっていたcowbuilder に着手し完了したのは, Mexico での Debconf
  -(2006年) でした. cowbuilder ツールについて紹介します.
  +cowdancer 自体は Finland での Debconf (2005年)で開発を開始しましたが、構
  +想をねっていたcowbuilder に着手し完了したのは、 Mexico での Debconf
  +(2006年) でした。 cowbuilder ツールについて紹介します。
   
   \subsection{pbuilderとは}
   
  -まず,\texttt{cowbuilder} のベースになっている \texttt{pbuilder} につい
  -て紹介します.
  +まず、\texttt{cowbuilder} のベースになっている \texttt{pbuilder} につい
  +て紹介します。
   
   \texttt{pbuilder}\footnote{\url{http://pbuilder.alioth.debian.org/},
   \url{http://www.netfort.gr.jp/~dancer/software/pbuilder.html.ja}} は 
   Debian パッケージのビルドテストをクリーンルーム環境({\tt chroot})で実施
  -することが簡単になるようにつくられたツールです.{\tt chroot}環境を利用す
  -ると,いろいろな試験を実施することができますが,実はバージョンを最新にす
  -る手間とか,最小のパッケージをインストールするための手間などが結構かかり
  -ます.特に,いつでも最新版の \texttt{Debian} をインストールできる必要が
  -あるため,ときおりトラブルが起き,その問題を解決する必要があります.そこ
  -で, \texttt{chroot} 管理に関連した QA 作業を集中してスクリプト化してお
  -き,このスクリプトさえ使えばいつでも動くようにしてしまおう,という目論見
  -ではじめたのが \texttt{pbuilder} です.
  -
  -ここで解説している対象はバージョン 0.155 です.
  -
  -{\tt pbuilder build {\it パッケージ.dscファイル} }コマンドを利用すると,
  -tar.gz から \texttt{chroot} を展開して,その中でDebian パッケージをビルドしてくれ
  -ます.ビルドに必要な依存関係は \texttt{debian/control} ファイルの \texttt{Build-Depends} 
  +することが簡単になるようにつくられたツールです。{\tt chroot}環境を利用す
  +ると、いろいろな試験を実施することができますが、実はバージョンを最新にす
  +る手間とか、最小のパッケージをインストールするための手間などが結構かかり
  +ます。特に、いつでも最新版の \texttt{Debian} をインストールできる必要が
  +あるため、ときおりトラブルが起き、その問題を解決する必要があります。そこ
  +で、 \texttt{chroot} 管理に関連した QA 作業を集中してスクリプト化してお
  +き、このスクリプトさえ使えばいつでも動くようにしてしまおう、という目論見
  +ではじめたのが \texttt{pbuilder} です。
  +
  +ここで解説している対象はバージョン 0.155 です。
  +
  +{\tt pbuilder build {\it パッケージ.dscファイル} }コマンドを利用すると、
  +tar.gz から \texttt{chroot} を展開して、その中でDebian パッケージをビルドしてくれ
  +ます。ビルドに必要な依存関係は \texttt{debian/control} ファイルの \texttt{Build-Depends} 
   フィールドと \texttt{Build-Depends-Indep} フィールドを参考に \texttt{apt-get install} でイ
  -ンストールします.
  +ンストールします。
   
  -{\tt pbuilder create} は Debian の初期インストールイメージを作成し, 
  -tar.gz として管理します.\texttt{--basetgz} オプションを利用すれば,
  +{\tt pbuilder create} は Debian の初期インストールイメージを作成し、 
  +tar.gz として管理します。\texttt{--basetgz} オプションを利用すれば、
   tar.gzファイルを指定できます\footnote{デフォルトは 
  -\texttt{/var/cache/pbuilder/base.tgz}}.\texttt{--distribution}オプショ
  -ンで Debian etch/sarge/sid を指定することができるので,各バージョン用の
  -\texttt{chroot} 環境を作成することができます.
  +\texttt{/var/cache/pbuilder/base.tgz}}。\texttt{--distribution}オプショ
  +ンで Debian etch/sarge/sid を指定することができるので、各バージョン用の
  +\texttt{chroot} 環境を作成することができます。
   
   {\tt pbuilder update} は Debian の初期インストールイメージを最新版の状態
  -に更新します.Debian unstableは一日一回新しいバージョンがリリースされて
  -しまうので,一日に一回実行する必要があります.
  +に更新します。Debian unstableは一日一回新しいバージョンがリリースされて
  +しまうので、一日に一回実行する必要があります。
   
  -{\tt pdebuild} は,一般ユーザ権限でDebian パッケージのソースディレクトリ
  -の中に居る場合に,sudo コマンドを利用してで root 権限になり,Debianのソー
  -スパッケージの作成から \texttt{chroot} 環境でのビルドまでを自動化してくれるツールです.
  +{\tt pdebuild} は、一般ユーザ権限でDebian パッケージのソースディレクトリ
  +の中に居る場合に、sudo コマンドを利用してで root 権限になり、Debianのソー
  +スパッケージの作成から \texttt{chroot} 環境でのビルドまでを自動化してくれるツールです。
   
  -ここから,pbuilder create, pbuilder update, pbuilder build, 
  -pdebuild のそれぞれの実行時のログの例を紹介します.
  +ここから、pbuilder create, pbuilder update, pbuilder build, 
  +pdebuild のそれぞれの実行時のログの例を紹介します。
   
   \begin{commandline}
   # pbuilder update --mirror http://ftp.jp.debian.org/debian --override-config --distribution sid 
  @@ -753,22 +886,22 @@
   \subsection{cowdancerとは}
   
   \texttt{cowdancer}\footnote{\url{http://www.netfort.gr.jp/~dancer/software/cowdancer.html.ja}} 
  -はディレクトリをハードリンクでコピーしておけば,書き込みをされる段階にハー
  -ドリンクの関係を破壊する,というツールです.大きなディレクトリツリーを作
  -業用にコピーして,作業したあとは捨てる,と言うような利用方法の場合,実際
  -にコピーすると書き込み量が大きく,待たされます.また全てのファイルを変更
  -するわけではなく,一部のファイルしか書き換えないので,書き換える段階になっ
  -てから実物をコピーしたほうが効率良い場合があります.そのような用途に利用
  -します.
  +はディレクトリをハードリンクでコピーしておけば、書き込みをされる段階にハー
  +ドリンクの関係を破壊する、というツールです。大きなディレクトリツリーを作
  +業用にコピーして、作業したあとは捨てる、と言うような利用方法の場合、実際
  +にコピーすると書き込み量が大きく、待たされます。また全てのファイルを変更
  +するわけではなく、一部のファイルしか書き換えないので、書き換える段階になっ
  +てから実物をコピーしたほうが効率良い場合があります。そのような用途に利用
  +します。
   
  -GNU の \texttt{cp} コマンドであれば, \texttt{cp -al }でコピーをすると,
  +GNU の \texttt{cp} コマンドであれば、 \texttt{cp -al }でコピーをすると、
   ファイルを全部コピーするかわりに全てのファイルをハードリンクでコピーして
  -くれます.\texttt{cp -al} でコピーしたツリーに対して, 
  -\texttt{cow-shell} コマンドで起動したシェルの中で作業すればよいです.
  +くれます。\texttt{cp -al} でコピーしたツリーに対して、 
  +\texttt{cow-shell} コマンドで起動したシェルの中で作業すればよいです。
   
  -例えば,下記のような作業をしても,\texttt{linux-2.6} ディレクトリの中身
  -には影響を与えません.また,\texttt{cp -a} コマンドでコピーするのに比べ
  -ると格段にはやいです.
  +例えば、下記のような作業をしても、\texttt{linux-2.6} ディレクトリの中身
  +には影響を与えません。また、\texttt{cp -a} コマンドでコピーするのに比べ
  
  Reached max line limit 500!
  
  
  1.8       +1745 -1230monthly-report/debianmeetingresume200606.pdf
  
  	<<Binary file>>
  
  
  1.129     +2 -0      monthly-report/ChangeLog
  
  CVSWEB Options: -------------------
  
  CVSWeb: Annotate this file:            http://cvs.alioth.debian.org/cgi-bin/cvsweb.cgi/tokyodebian/monthly-report/ChangeLog?annotate=1.129&cvsroot=
  
  CVSWeb: View this file:             http://cvs.alioth.debian.org/cgi-bin/cvsweb.cgi/tokyodebian/monthly-report/ChangeLog?rev=1.129&content-type=text/x-cvsweb-markup&cvsroot=
  
  CVSWeb: Diff to previous version:   http://cvs.alioth.debian.org/cgi-bin/cvsweb.cgi/tokyodebian/monthly-report/ChangeLog.diff?r1=1.129&r2=1.128&cvsroot=
  
  -----------------------------------
  
  Index: ChangeLog
  ===================================================================
  RCS file: /cvsroot/tokyodebian/monthly-report/ChangeLog,v
  retrieving revision 1.128
  retrieving revision 1.129
  diff -u -r1.128 -r1.129
  --- ChangeLog	10 Jun 2006 19:43:01 -0000	1.128
  +++ ChangeLog	10 Jun 2006 20:54:38 -0000	1.129
  @@ -1,5 +1,7 @@
   2006-06-11  Junichi Uekawa  <dancer at debian.org>
   
  +	* debianmeetingresume200606.tex: start questions.
  +
   	* debianmeetingresume200608.tex: add 200608 resume.
   
   2006-06-09  Junichi Uekawa  <dancer at debian.org>
  
  
  



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