[Tokyodebian-2008] Debian勉強会38事前課題

osamu kimura oskimura at gmail.com
Wed Mar 12 00:39:52 UTC 2008


あとでまた、送り直します

---------- Forwarded message ----------
From: osamu.tj.kimura at nts.ricoh.co.jp <osamu.tj.kimura at nts.ricoh.co.jp>
Date: 2008/03/11 22:29
Subject: debian
To: oskimura at gmail.com

YaccやLexといったパーサジェネレータはソースコードを出力するという性質をもつ
ため、
パーサジェネレータを利用したソフトウェアは使用するパーサジェネレータのライ
センスに影響される可能性がある。

世の中にはYaccの上位互換ソフトとしてbyaccとbisonというものがある。
実はこの2つは同じ作者(Robert Corbettさん)によって作成されたものである。
byaccはパブリックドメイン、bisonはGPLである。(ちなみにbyaccの方が後に作成さ
れた)
だから、ライセンス問題を動機として(byaccは)作成されたのではないかと思われ
る。
にも関わらずこの2つのソフトウェアは微妙に動きが違ったりする。
オプションの数が違ったり、出力ファイル名が違ったりしている。

ソフトウェアの中にはある環境ではbyaccを使い、ある環境ではbisonを使うという
事をしているものがある。
これで何が問題かというと、自分の使ってるOSにはPortsとかPackageが無いソフト
ウェアを移植する時に問題が起きる。
こういう問題はマイナーな環境のマイナーな処理系などでは起こったりするの
で、面倒くさい。

私がこの問題に遭遇したのはCygwinにFortran用プリプロセッサfppをインストール
しようとしたときだ。
FreeBSDのPortsから対応するパッケージをダウンロードして、ビルドをかけた時
に、Bisonがエラーを出しまくったと言う事があった。
この時はMakefileのパーサをBisonからbyaccに変えて解決した。
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